d_131067 〜ツンかの〜 いちゃラブかのじょシリーズ2
――――帰り道
突然の通り雨に駆け込んだ停留所。
夏の驟雨(しゅうう)は風物詩とも言えるが、濡れ鼠は御免だ。
ふと、視線を移せば
薄暗い停留所には似つかわしくない
眩しいほどの光景。
純白のブラウス
そこからうっすらと透けて見えるのは、彼女の柔肌。
雨に濡れたか、蒸し暑さに汗をかいたのか、艶めかしく水滴がしたたり落ちている。
…あまり、じっと見ていては咎められる。
彼女はそういう気性だ。
だが、視線はそれにくぎ付けになる。
それもまた、性(さが)というもの
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