
d_562423 NAR○TO ナル○ vol3 日○ヒナタは恥ずかしがり屋
月明かりが障子越しに差し込む、静かな部屋。
布団を並べて横になった彼女は、
薄く開いた浴衣の裾を、そわそわと指でつまんでいた。
「…あのぅ……手、繋いでも……いい…ですか…?」
そっと差し出された白くて細い指を、握り返す。
それだけで、彼女の顔はぱぁっと紅く染まった。
「ひ、ひとつだけ……お願い、してもいいですか…?」
「もちろん。
なんでも言って」
「……やさしく……してください……わたし、こういうの…はじめて、だから…」
彼女の目は潤んでいて、
それでも震えながら真っ直ぐこちらを見つめていた。
唇を重ねると、小さく「んっ…」と声を漏らし、
肩がびくりと震える。
「ふぁっ…ぁの……キス、うれしいです……」
浴衣の胸元をそっと開くと、
白く透き通った肌が現れ、
ピンク色の小さな乳首が、すでに少し立っていた。
「…っ…そこ……そんなに、見ないでください…」
「だって、ヒナタが可愛すぎるから」
「そ、そんな…っ、恥ずかしくて……壊れそうです…」
震える身体をそっと抱き寄せ、
舌先で優しく乳首を転がすと、
「ひゃっ……あっ、だめ、なんか……変な声、でちゃいます…っ」
太ももを撫で、下着の中に指を這わせると――
そこはもう、ぐしょぐしょに濡れていた。
「…あのぅ…っ、さっきから……そこが…ずっと、じんじんしてて……」
「触ってほしかったんだね」
「はい……っ、もっと……触ってほしい、です…ッ!」
指をゆっくり中へ。
ヒナタはぎゅっとシーツを握って、耐えるように喘ぎながら、
「んぁ…っ、んっ…ぃい……っ、気持ちいい、です…ッ!」
唇も、胸も、奥も、全部が蕩けていく。
そして、そっと身体を重ねると――
「っ……や、やっぱり……少しだけ、こわいです…」
「大丈夫。
ちゃんとゆっくりするから」
「はい……っ、がんばります。
わたし、がんばりますから…ッ」
ゆっくりと熱を沈めていくと、
彼女は喉を震わせ、小さな声で何度も、
「すごい…あたしの中、あなたが……全部入ってる…」
「ヒナタ、気持ちいい?」
「っ…気持ちいい…っ、でも……気持ち以上に……幸せ…なんです…!」
絶頂が訪れる瞬間、
ヒナタはシーツを握りしめ、身体をビクビクと震わせながら、
「…イッても、いい…ですか…?」
「いいよ。
いっぱい、感じて」
「…ぁああっ…んっ、だ、だいすきぃ…!」
その夜、恥ずかしがり屋な彼女は――
はじめての快楽に泣きながら笑って、
俺の中で咲いていった。
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