d_729064 花守琴葉『夜色の逢瀬』
今日という日を、どれほど待ちわびていただろう。
カレンダーに印をつけ、指折り数えて迎えた、二人にとって特別で大切なデートの日。
それなのに、僕はあろうことか約束の時間に遅れてしまった。
焦る気持ちを抑えきれず、息を切らして駆け込んだカフェテラスの片隅に、
彼女は確かにそこにいた。
柔らかなアイボリーのニットと、大地を思わせる深いブラウンのスカート。
そんなアースカラーの重なりに身を包んだ彼女は、
都会の喧騒から切り離された一枚の絵画のように、静謐な美しさを湛えていた。
待ちぼうけを食らったはずの彼女は、僕の姿を捉えると、
小鳥が羽を休めるように小さく首を傾げた。
不満を漏らすどころか、春の陽だまりのような微笑みを僕に向けた。
その愛らしい笑顔に、胸の奥がチリリと熱くなる。
賑やかな遊園地、頬張ったクレープの甘さ、弾けるような彼女の笑い声。
幸福な時間は砂時計の砂のように無慈悲にこぼれ落ち、
気づけば僕たちは、潮騒だけが響くうら寂しい夜の浜辺を歩いていた。
銀色の月光が、濡れた砂浜と彼女の横顔をぼんやりと照らし出す。
不意に、波音の合間を縫って、消え入りそうな声が鼓膜を揺らした。
「すごく綺麗な夜景だね……。
今夜は帰りたくないな……」
その言葉は、僕の理性を一瞬で粉砕した。
長年、ただ一方的に募らせてきた想いが、今この瞬間に結実したのだ。
心臓の鼓動が激しく打ち付け、歓喜とも動揺ともつかぬ熱い塊が喉元までせり上がる。
次に意識が鮮明になったとき、僕たちはホテルの一室、密やかな静寂の中にいた。
彼女は迷いを断ち切るように、静かにベッドへ腰を下ろす。
震える指先が、先ほどまで可憐さを演出していた衣服のボタンへと伸びた。
薄い布地が滑り落ちるたび、露わになっていくのは、少女の面影を脱ぎ捨てた成熟した肢体。
純白のヴェールに隠されていた、豊潤で艶やかな曲線が、僕の眼前に剥き出しにされる。
その眩いばかりの光景を前にして、僕は、身体の奥底から噴き上がる抗いがたい衝動を、
もはや抑え込むことなど出来なかった。
R-18のイラスト集
□収録内容
・序章:30枚(他サイトで掲載しているものと同じものです)
・本編:260枚
・おまけ:100枚(ボツ画像)
・約9分のおまけ映像。
7分20秒と1分30秒の計2本収録(無音の映像作品となります)
・解像度
画像:1752×2560px(動画:512x768px
+
432x640px)
・ファイル形式:zipファイルに圧縮したjpg画像+mp4動画
・AIを使用してイラストの制作を行っています。
・局部には全てモザイク処理を施しております。
・登場している人物は全て架空の人物で成人済みです。
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