b495asgt03000 紅葉のごとく
及川浩一郎は68歳。
今は亡き息子の妻・及川美帆と小豆島に来ている。
美帆は亡夫の孝行の一周忌を終えたばかりの34歳で、その優美な容姿には、夫を亡くした女の寂しさが漂っている。
浩一郎の妻はすでに5年前に亡くなっており、これまでは孝行と美帆の若夫婦と一緒に住んでいた。
2人には子供もいなかったし、美帆もまだ再婚して家庭を作ることができる年齢だ。
今回の旅行を最後に籍を抜き、浩一郎は義父ではなくなり、美帆も息子の嫁ではなくなる。
寂しさを感じながらも、温泉旅館に一緒に宿泊。
2人で露天風呂を楽しむことに。
美帆が背中を流してくれたが、浩一郎と孝行の背中がそっくりだったため、感極まったのか後ろから抱きついてきた。
背中で美帆の胸の膨らみを感じた浩一郎は……。
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