
d_563536 【お気軽小説】押しかけ新卒の後輩ちゃんに押し込まれて、付き合うことになってエッチした。まぁ、俺も好きだったからいいけど…
【小説・ノベル】
主人公・水間基樹の家に間もなくある女性がやって来る。
押しかけ女房・・・ではなく押しかけ新卒。
会社の後輩であり、またの名を新卒かまってちゃんである。
名前を和泉茜といい、見た目同様、仕事も器量も良しなハイスペック女子である。
今日、基樹の家に来たのには理由があった。
それは『恩返し』をするためだ。
先日、茜が風邪で休んだ時、基樹が代わりに仕事を引き受けたからだ。
基樹は茜の先輩であり、しかも教育係なので代わりに仕事をするのも当然だと思っていたが。
それでも茜はどうしても基樹の家に来たかったらしい。
私服姿やエプロン姿など、そんなプライベート感満載の茜に基樹はドキッとしてしまう。
茜は家事全般をやると言い、さっそく掃除から始めた。
いろんな豆知識を披露しながら完璧に掃除をしていく。
そんな茜に基樹は焼肉や寿司を奢ってやると言うが、茜は断固拒否する。
そう、料理という家事があるから。
天ぷらを中心に出来立てを基樹に振舞う。
その美味しさに基樹は感動してしまう。
そして茜も食事タイムに入り、日本酒を飲んで甘えん坊している時だった。
とある大企業のCMが基樹の目に入ってしまう。
広告代理店に勤める基樹はどうしてもCMが気になったのだった。
しかし、その大企業の名前が出た途端、茜は黙ってしまう。
その大企業の名は和泉コーポレーション。
そう、その大企業は茜の父の会社だったのだ。
裕福な家庭を羨ましがる基樹に対して、茜は現実の話をし始める。
しかも自社の社員とのお見合いを言われているのだそうだ。
「アットホームな家庭に比べれば、私の家庭なんて羨ましがる要素0です」ということが結論だったようだ。
そんなこんなでお開きとなり、基樹は茜を駅まで送っていった。
駅前で基樹は茜のことを褒めると、茜は基樹にキスがしたいと言い出した。
でも、茜にはやることがあった。
ポケットからスマホを出すと父親に電話し、お見合いを断ったのだ。
楽しい時だけでなくツラい時も一緒にいてくれる自分の好きな人と一緒にいたいと。
それを伝え終わった時、茜は安堵からか基樹に抱きついてしまう。
その時基樹は「付き合わないか」と言うのだった。
嬉しくなった茜は基樹のほっぺにキスをする。
そうして二人は無事に付き合うことになったのだ。
「じゃあ、帰りましょうか」と茜が言うが、それは自分の家ではなく基樹の家だった。
そして「お家では我慢しませんからね?」と言い、実際にエッチな暴走をすることを基樹はまだ知らないのである・・・
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