
d_662633 僕らがセックスするチャンス 〜カノジョのお母さん〜
恋人・愛梨との初体験、その寸前で文雄を襲った悪夢――彼の分身は意思に反して完全に萎縮し、沈黙してしまった。
男としての最大の屈辱を味わい、愛梨との関係も冷え切ってしまう。
絶望する彼の前に現れたのは、愛梨の美しすぎる母・梨香子。
彼女は、文雄をラブホテルへと誘う
これは問題を解決するための「テスト」なのだと彼女は言う。
ラブホテルの一室で、梨香子は悪びれもなく下着姿になり、巨大なベッドへと文雄を誘う。「する寸前まで、シミュレーションしてみようか」
カノジョの母親の柔肌と甘い香りに包まれ、理性が溶かされていく文雄。
果たして彼は、この背徳的すぎる「シミュレーション」の果てに自信を取り戻すことができるのか。
それとも、もっと深い快楽の沼に堕ちてしまうのか――
総字数
約37,000字(読了時間
約1時間14分)
〈本文から抜粋〉
今まで経験したことのない、冷たい感覚が背筋を走り抜ける
。
さっきまで、血管が張り裂けんばかりの熱と硬さを誇っていたはずの自身のそれが、まるで意思を持って逃げ出すかのように、急速に萎縮していくのが分かった
。
――えっ、いや、ウソだろ、なんで……
。
頭が真っ白になり、思考が停止する
。
心臓だけが、ドク、ドクと嫌な音を立てて存在を主張していた
。
〇
「じゃあ決まり!」
次の瞬間、梨香子さんの口から、信じられない言葉が飛び出した
。
「レッツゴートゥザラブホテル!」
ん?
んん?
え、なに、今なんて言った?
文雄が状況を理解できずにいる間に、梨香子さんはエンジンをかけ、軽自動車を急発進させた
。
混乱する頭で必死に言葉の意味を反芻するが、思考が追いつかない
。
〇
導かれるままに、文雄はゆっくりと、慎重に腰を沈めていく
。
そこには何の抵抗もなく、まるで乾いた大地が恵みの雨を吸い込むように、彼の熱く硬い肉体は、信じられないほど滑らかに、温かい場所へと迎え入れられていった
。
結合した瞬間、脳髄を、今まで経験したことのない種類の快感が貫いた
。
それは単に肉体的なものではなく、もっと深く、魂にまで響くような、絶対的な肯定感と安心感だった。
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