
b257bdmmg01273 とろけて、くろみず、繭の糸(単話)
ぼくは有馬舞夏くんを一方的に心の支えにしている――ぼくは有馬舞夏くんを一方的に心の支えにしている――ぼくは有馬舞夏くんを一方的に■■している――ぼくは―――。
教師を勤める堀内は、入学式に見かけた生徒の有馬舞夏に心の支えにしていた。
誰にでも分け隔てなく優しくて笑顔で溢れている。
同じ空間にいるだけで満たされた気持ちになる…彼女は堀内にとってそんな存在だった。
自分が「優しい堀内先生」でいられるのも、彼女の存在があること、そして女の子の売春風俗通っていたからだった。
ある時、いつもの女の子が都合つかず「別の子はどうですか?」と堀内は薦められ、いつものプレイ場所で待機をしていると、そこに目隠しした新しい子が連れてこられた。
その子を見た瞬間に堀内はすぐ分かった……目隠ししてても分かる……有馬舞夏であることを。「帰ってくれ」と代金だけ払い掘内は彼女を追い返そうとするが、彼女はそれではダメなのでシテくださいを堀内にお願いする。
彼女はそんな存在ではないのに…彼女は綺麗なまま…ぼくらの距離感も綺麗なまま……と望んでいた堀内は、彼女を抱き、彼女を知ってしまう事によって次第に歪んでゆく……。
しかしその後、堀内は有馬舞夏とは卒業式まで何事もなかったように過ごした。
平穏な日常に戻れる……と思っていた堀内だったが、卒業の日、有馬舞夏から手紙を渡され、呼び出されるのだった。
色々な葛藤を抱きながら結局堀内は待ち合わせの場所に行ってしまい……。
gamuteにゃ子が欲望で歪んだ性と歪んでゆく心を描く初連作・後編。
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