
b473aeurp00063 ナイチンゲールの恋歌(単話)
今夜は様々なアイドルたちが一同に介して催す合同ライブ。
そんなイベントの設営スタッフとして裏方を務めるアイドルオタクの主人公は、お目当てのアイドルたちを間近で見られることもあって、仕事への熱の入りようはハンパなく、ミーハー気分もなんのその、感涙ひとしおで体を動かしている。
そんな盛り上がり必至のイベント会場の楽屋裏で、マネージャーらしき女性から叱責を受けるアイドルが一人。
名前は鶯谷ホタル。
今人気上昇中の注目株のひとりで、彼女の、ステージでは決して見せることのない落ち込みように、主人公は働く手を止め、心配と切なさをないまぜにしながら見守って(盗み見して)いるが、その叱責の理由が、発声に難ありとの指摘と知ると、この新進アイドルを誰よりも理解する彼としては首をひねるほかなかった。
ステージ上のホタルは、これまでつねに元気で伸びのある歌声を披露しており、今日という大事な本番を前にしながら、その彼女らしからぬコンディションの不備に、疑問を持たざるを得なかったのである。
しかしその疑問はすぐに氷解する。
ホタルへの差し入れを預かった主人公は、彼女が事前調整に使っている練習室へ向かい、中から漏れ聞こえる高音に心配も杞憂だったかと笑顔でドアを開けると、その目の前の光景に愕然とする。
なんとその「人気アイドル鶯谷ホタル」が、仕事道具であるマイクの柄を自らの股間に突き刺して、声高らかにオナニーをしていたのだ。
突然の侵入者に驚愕するホタルは、涙ながらに他言無用を訴えるが、主人公が自分の熱狂的なファンだと知ると、アイドルたるものファンに隠し事はよくないと戒め、恥ずかしさに身を焦がしながら告解する。
どうやら彼女は、苦手な声出しをカバーするためにディルド…いわゆるバイブを挿入しながらステージに立つことをつねとしており、今日はたまたまその愛玩具を忘れてしまったことからリハーサルで声を出せず失敗。
して今に至っているというのだ。
照れながらもそれを聞き入る主人公は、ファンとして見逃す事ができないと思ったか、ホタルのその小さな手をギュッとつかむと、ぜひ声出しの手伝いをさせてほしいと懇願する。
かくして二人だけの発声練習が始まるのだが、彼女の声出しにはどうも自身の下半身が関わっているようで、本番前に一筋縄で行くとも思われず…。
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