
b495asgt02740 民泊 未亡人の宿にて
江戸幽一は62歳。
このまま老いていくのはまずいと、一眼レフカメラをお供に、気ままなひとり旅に繰り出した。
目的地は鬼怒川。
初秋の風景でも撮ろうと、特急列車に乗り込む。
車内でカメラを触っていると、間違えてシャッターを押してしまい、隣の座席の女性を撮影してしまう。
それをキッカケにいろいろと話をするようになった。
彼女の名は成平奈美。
42歳の未亡人だ。
顔も体もふっくらと白く、髪型は軽やかなセミショート。
丸い目が印象的だ。
そんな愛嬌に満ちた容貌が、シャッターの音を聞いた瞬間、とろけるように緩んだのが妙に妖艶で、幽一はドキリとした。
奈美の亡き夫はいわゆる撮り鉄。
彼女は以前、車内販売のパーサーをしていて、写真が縁で知り合ったらしい。
偶然が重なり、彼女の家に泊まることになる。
奈美は亡き夫に変わった性癖をしつけられていて、カメラで撮影されると淫乱になり……。
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